Madam_toad’s blog

カエルを材料に進化生態学の研究をしている変わり者の独り言です。

ありがとう、ユー太くん。ありがとう、チビ達みんな。

3年前にバスタブで受精させたニホンヒキとアズマヒキの9匹の合の子たちですが、2018年の冬にはユー太を残して一人になっていました。

 

そのユー太も、ついに力尽き・・・

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平成31年4月15日が命日です。
 

 

この春で3歳になるユー太。性成熟に向けて、体の変わり目だったはず。

やはり遺伝の、亜種間交雑の影響は少なからずあったろうと思います。

 

 

保温マットで冬眠はさせていなかったのですが、

真冬の頃に食欲が落ちてしまって、3月に入っても寝床から殆どでてこない日々。

かと思うと、脱皮なのか、夜にクークー鳴く。

 

暖かくなってきたら食欲も出るだろう、と期待しましたが

私の飼育技術が及ばなかったようです・・・

 

はじめなかなか、受け入れることができませんでした。

 

まだ、目覚めるのではないか!?と

あんな可愛いユー太が死んじゃうわけない!神様はそんな意地悪なわけない!と

 

勝手に期待して、1日待って、

でも、帰宅しても変わらず。それどころか皮膚が少しづつ黒ずんできてしまう。。。

 

 

埋葬しよう 

 

翌々日に、埋葬しました。

他の8匹の兄弟と同じ場所に、かつて住んでいたアパートの裏山です(こっそり入ってしまった)。

 

浅く手で土を掘り、ユー太の亡骸を寝かし、土をかけ、お花を添えて、手を合わせる

 

この一連の作業によって

私はこの子の死を受け入れました。

 

 

それでも

忙しさで紛らわして、ブログに書くことを避けていたのは

やはり自責の念に襲われるのが嫌で、

なかなか向き合えなかったから、だと思います。

 

 

命を弄んでいる面は、ないと言い切れません。

 

まず第一に、

野生種は、本来飼うべきではない。

 

そして私は生物学者の端くれとして、

興味があるから、人為的に交雑させて、今回ある意味不自然な形で9匹のオタマジャクシを得て、

どう育っていくか?と、

観察を兼ねて、飼育しました。

 

 

そう、

好奇心があったから。

 

 

研究に出会わなくても、ペットは飼い続けたでしょうが、

 

私の業は、間違いなく深くなったでしょう。

 

ユー太たちのことに限らず、

命を扱って、自分の生業にしてるのだから。それはそれは罪深い。

 

殺生と無縁の動物はいないけど。好奇心のために殺すというのは、とんでもない話。

 

飼育する、ペットにする、

閉じ込め、自由を奪い、

彼らの野生であったら得られたろう可能性を根こそぎ奪い、

 

どれほど愛情を注ごうが、

 

幸せにできるか?

 

できないでしょう。

 

 

申し訳ない、といって浮かばれるか?

 

そんなわけがない。

彼らの生きた時間を否定するみたいなことを言って、なんになる。

 

 

彼らの生は、全うされた生は、もう戻ってこない。

 

ユー太は生き抜いた。

 

一緒に過ごすことで、面倒を見させてもらうことで、

私に素晴らしい時間を、体験を、与えてくれた。

 

 

 

いうべき言葉は決まってる

 

 

ありがとう

 

 

本当にありがとう

 

 

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このような次第で 

最後のひとり、ユー太が亡くなりましたので、 

今回でチビ達のお話は終わりです。

 

 

ありがとうございました。

 

 

P.S. 大人はヨシ子さんとユキ夫君が元気にしてます。Instagramでまだ登場させる予定です。